高度経済成長期より急増した住宅需要に対し、均質な住環境を提供してきた団地が老朽化やライフスタイルの変化により窮地に立たされている。新しい生活様式が定着し、住環境への要求も様々に変化した今日では、その変化に対応し続ける住居が必要とされている。
そこで当企業体は十分な生活基盤として整備された団地という大地を耕し、色とりどりの個性を実らせる‘これからの団地住まい’を提案する。1住戸変わっただけでは何も変わらないと考え、団地全体に目を向け価値の創出を行うことが最終的な目標である。
今日までの団地に対するイメージを刷新し、今の時代ならではの自由なアイテムで耕す。既存ストック活用の面白さ、リノベーションの面白さを伝える活動も積極的に行っていく。
また、将来的には団地特有のゆったりとした敷地を利用し、屋外共有スペースの有効活用(アウトドア・BBQ・イベント・DIY教室)などを視野に団地全体の活性化を目指す。
昔からある団地をこれまでになかった新しいコミュニティの場に生まれ変わらせる。
それがわたしたちが提案する「団地を耕す」未来へつながるプロジェクトである。